フィリピンで最も安全な都市として注目を集めているダバオ。
マニラやセブと比べると日本人の外国人の姿は少ないですが、その安全性の高さから、旅行先ではなく、移住先やロングステイ先として選ばれることも多いんです。
しかしながら、海外に住むということは簡単ではなく、私もよく、「○○」について教えてくれないか?と相談を受けます。新しい土地での生活は簡単ではないですよね。
本記事では、ダバオの生活を充実させるために、移住したらやるべきこと7選を紹介します。これをすることで、ダバオでの生活がグッと楽になりますよ。
ダバオに移住したらやるべきこと7選
ダバオに来たら、下記のことを行うことで、生活の便利さが大きく増します。ぜひ試してみてください。
フィリピンの銀行で銀行口座を作ろう!オンライン口座を作ればより便利
フィリピンで長期で生活するとなると、お金の工面は大切です。
ダバオは犯罪が非常に少ない都市ではありますが、大量の現金を家に置いておくのはやはり心配。ATMを利用すれば日本の銀行からお金を引き下ろせますが、大きな手数料がかかります。
そのため、フィリピン国内の主要銀行で、銀行口座を作っておくと便利です。お金の預金はもちろん、日本から送金をする際にも非常にスムーズに行えます。
フィリピンにも多くの銀行がありますが、ダバオで生活するのならば、BDO、BPI、PNB、RCBCの4つの銀行のどれか1つの銀行口座を作っておくとよいでしょう。ただし、フィリピンでは最近、外国人の銀行口座所有のルールが厳しくなってきています。私はBDOをメインに使っていますが、口座開設にワーキングビザもしくは永住ビザなどが必要になる場合もあります。4つの銀行の中では、BPIが最も簡単に銀行口座が作れるといわれていますので、特にこだわりがなければ、家の近くにあるBPIに行って聞いてみるのがよいでしょう。
また、オンラインバンクも同時に開設することができれば、家賃の支払いや急な送金などが、家からでもできるようになります。非常に便利ですので、移住の際にはぜひ優先的に行ってみてください。
https://worldnews2020.com/philippines-bank
日本からフィリピンへの送金手段を確認しよう
上記でも述べたように、海外ではお金の工面が非常に重要です。逆にいえば、お金があれば、何とかなる場面も多くあります。
しかし、持ってきた現金が尽きてしまい、日本のお金を送金したいが、やり方がよくわからないという方が非常に多いです(特に高齢の方)。
現在送金は、オンラインを利用して手軽にできるようになっていますが、多くの送金(レミット)会社では、事前登録が必要だったり、初回は送金に時間がかかったりと、思ったタイミングで送金できないことも少なくありません。
そのため、特に急ぎではない時期に、日本からの送金を一度試しておくことをおすすめします。一度やってしまえば、2回目以降は短時間で送金できますし、やり方も覚えているので安心。お金に対する不安が一気に減るでしょう。
日本からフィリピンへの送金方法はさまざまなものがありますが、個人的には、総合的な費用が安くなるトランスファーワイズやウェスタンユニオンがおすすめ。手軽さでいえばSBIレミットなどもよいかと思います。移住するとなると、送金手段は非常に重要ですので、慎重に選びたいところです。
トランスファーワイズであれば、私の紹介コードを使っていただければ、手数料が無料になりますので、興味のある方は使ってみてください(TransferWise紹介コード)。
https://worldnews2020.com/philippines-remit
もしもの場合の病院を決めておこう
フィリピンでは、1年を通して感染症にかかる可能性があります。また、水や食べ物が原因の腹痛や、衛生面が原因の高熱など、病院に行かねばならない場面もあるでしょう。
私もダバオで、2度ほど高熱に悩まされました。薬局での薬や個人の努力ではどうにもならない場合もあるので、緊急時の病院についても事前に調べておくことをおすすめします。
フィリピンでは主に、パブリック(公立)病院とプライベート(私立)病院があります。パブリック病院は非常に安いですが、人が多く、また施設がイマイチの場合が多いです。そのため、フィリピン生活に慣れていない場合は、迷わずプライベート病院を利用してください。
ダバオでおすすめのプライベート病院は、以下の記事で紹介しています。移住であっても、短期の滞在であっても、自分の家の近くの病院を、かならず1つは確認しておくようにしましょう。
https://worldnews2020.com/davao-hospital
乗り物(とくにジプニー)の乗り方を覚えよう
ダバオでは、タクシーのぼったくりもありませんし、料金も日本と比べると非常に安いため、初期のころであれば、タクシーの利用で問題ないかと思います。しかし、移住して毎日使うとなると、やはりそこそこの値段がします。
その一方で、市民の足である「ジプニー」を利用できれば、4キロ以内であれば9ペソという非常に安い値段で移動できます(以降は1キロごとに1.5ペソ追加)。
しかし、ジプニーは日本のバスと違い、路面図があるわけでも、行き先がはっきりと明記されているわけでもありません。いくつかの手がかりの中から行き先を理解し、現地のルールにのっとって利用する必要があります。
いくつかのポイントや主要ルートを覚えてしまえば、ジプニーの利用自体は難しくありません。場合によっては目的地の目の前まで、激安価格で行くこともできます。ダバオについたら、友達からジプニーの乗り方を教えてもらうとよいでしょう(知り合いがいない場合は、私まで連絡くださっても大丈夫です笑)。
https://worldnews2020.com/davao-jeepney
フードデリバリーのアプリを利用してみよう
自炊をする人ならばよいのですが、外食メインの人であれば、毎日の外食は少しめんどくさくなることもあるでしょう。そんなときに便利なのがフードデリバリーアプリです。ダバオでは現在、「フードパンダ」や「grabフード」などが人気です。
お店で食事をする値段と同じ(場合によっては安い)値段で、食事を家まで届けてくれるアプリです。一度使うと病みつきになるほど、手軽に利用できます。
ただし、デリバリースタッフの中には、英語が話せない人もおり、ビサヤ語オンリーで話すスタッフとのコミュニケーションの取り方も練習しておくとよいでしょう。私であれば、私の家の所在地と近くの目印を、はっきりとゆっくり伝えるようにしています。
以下の記事では、人気のフードデリバリー「フードパンダ」の使い方等を紹介していますので、ぜひトライしてみてください。
https://worldnews2020.com/philippines-foodpanda
フィンテックアプリを利用してみよう
最近ダバオで非常に注目を集めているのが、フィリピンの2大通信事業者の1つであるGlobeが提供する「GCash」です。
GCashのリリースはかなり昔ですが、フィリピン人は現金至上主義の人が多く、フィンテックアプリ、いわゆるお財布ケータイの利用には大きな抵抗があり、普及はいまいちでした。
しかし、コロナによる外出自粛なども重なり、自宅からさまざまな料金の支払いが一瞬でできるGCashに大きな注目が集まったのです。政府がGCashの利用を推奨したことも大きな影響を与えました。
GCashを利用すれば、電気代や水道代などの公共料金やWifiの支払いなどが、自宅から簡単にできます。以前は大行列に並んで支払いをする必要があったので、大幅な時間削減にもつながっています。
もし移住先の家や部屋が、自分で電気代などを支払う方式でしたら、すぐにでもGCashをダウンロードして、使い方に慣れておくことをおすすめします。
https://worldnews2020.com/philippines-app-gcash
フィリピンの通販を利用してみよう
フィリピンは島国ということもあり、物流が良くありません。また、日本では簡単に手に入れられたようなアイテムは、ダバオ中のモールを探しても見つからない場合があります。
どうしてもこのアイテムがほしいんだ、というときには、店でのショッピングは諦め、通販を利用しましょう。
フィリピンでは、「Lazada」や「Shopee」などが人気の通販です。モールでなかなか手に入らないようなアイテムも、これらのECサイトであれば比較的簡単に見つかります。また、値段が安いのも特徴です。私は、肉を薄くスライスする「スライサー」や、おやつ作りに便利な「クレープクッカー」などを購入しました。
しかし、気を付ける点として、日本のように翌日に届くようなことはほぼありません。2週間、長い時には1カ月かかることもありますので、余裕をもって購入する必要があります。
とはいえ、これらのECサイトを使いこなせれば、移住生活がグッと便利になりますので、ぜひ試してみてくださいね。
https://worldnews2020.com/philippines-life-lazada
ダバオへの移住はあり?なし?
フィリピンへの移住はありかなしか、またダバオへの移住はありかなしかという議論がよく行われています。
これについては、最終的には自分の意志で決めるしかないと思います。というのも、どのような生活を望むが人それぞれのため、他人からの意見は基本的に参考程度にしかなりません。
ただ、私個人の考えを述べるのならば、ダバオへの移住は大いにありです。
その理由として、フィリピンで1位の安全性、人々の親切さ、政府機関の明瞭性、食事のおいしさ、物価の安さなどです。
ダバオは本当に安全です。私は1度だけスリに遭いましたが、それ以外は危険と感じる場面には一切遭遇していません。
また、人々の親切さはとにかく素晴らしいです。一緒に働くというと困ることが多いですが、友達として関わる分には、ダバオの人々は本当に素敵です。
また、フィリピンで問題になる政府関係者の横領等ですが、ダバオは完全なるクリーン化を実施しているため、裏ルートがほぼありません。フルーツも多く、市場に行けば新鮮な野菜も手に入ります。自炊をメインにすれば、栄養で困ることはまずありません。外食もおいしいですよ。
フィリピン全体の物価が上昇しており、ダバオもその影響を受けていますが、住宅価格などはまだまだ安いです。そのため、私はかなり安い値段で安心安全の生活をしています。
ということで、ダバオへの移住は、個人的には大いにありかと思います。ただ、ダバオの問題点として仕事探しが大変ですね。もしネットで完結できる仕事を持っているのなら、ダバオで快適な移住生活にすぐにでも移行できるでしょう。もしダバオの移住に関して気になることがありましたら、お気軽に連絡ください。
終わりに
ダバオで移住する際に、ぜひ試してほしいこと7選について紹介しました。
ダバオは、治安の良さが何よりもの特徴の都市ですが、マニラやセブと比べると、日本人向けのお店も少なく、少し不便に感じるかもしれません。しかし、現地の流行をうまく活用すれば、かなり快適に暮らせるのではないかと思います。
もしダバオに移住したけれども、上記の7つをまだ行っていないようでしたら、すぐにでも試してみてくださいね。
素敵なダバオライフをお過ごしください。