フィリピン観光や、友達へのちょっとした送金であれば、送金にかかる手数料はそれほど違いません。しかし、フィリピンで株を購入したり、コンドミニアムを購入したりする際には、まとまったお金を送金する必要があります。
お金が大きくなればなるほど、手数料の違いが大きく影響してきます。
私はフィリピン株も、不動産購入もしている関係で、送金の手数料には敏感です。今回は、私が知る中で最も手数料が安いWise(ワイズ)について紹介します。
※このコードを使うと、あなたの手数料の一部が無料になります。元から安いWiseがより安く利用できるため、よければご利用ください。Wise紹介コード
※2021年、名称がTransferWiseから「Wise」に変更になりました。ご注意ください。
フィリピンで私が試した送金・両替方法
私は現在フィリピンに住み、不動産や株投資などもしているため、多くのペソが必要になります。これまでさまざまな送金・両替方法を試してきました。
例えば、フィリピンに持ち込める最大の金額である100万円を持ち込み、地元で一番安い両替所に持って行ったり、手数料が安くフィリピンへの送金に強いSBIレミットなどを試したりもしました。
クレジットカードで商品を購入し、手数料を計算してみたり、フィリピンにあるATMを使い、日本のクレジットカードでお金を下ろしてみたりもしました。
さまざまな送金・両替方法を試しましたが、現在利用しているのはWise(旧トランスファーワイズ)です。
まず、現金を持ち込む方法は、近くに手数料の安い両替所があれば、悪くない方法です。しかし、店舗型の両替所は、どうしても手数料が高くなります。また、大金を持ち込むのはなかなかに不安です。適切に申請すれば100万円以上も持ち込めますが、悪い人に目をつけられるという話も聞きますので、あまりおすすめしません。
フィリピンに強い送金サービスとして知られるSBIレミットは悪くはありませんでしたが、手数料の点でWiseが上回ります。また、手続きが少しややこしかったです。
ATMでのクレジットカード利用は論外。2万円や3万円の引き出しであれば問題ありませんが、100万円の送金となると、多額の時間と手数料を取られます。
このように、さまざまな方法を試す中で行き着いた方法がWise(ワイズ)です。
さまざまな人から利用している送金方法を聞きますが、Wiseよりもお得な方法はまだ聞いたことがありません。また、海外で暮らしている私にとって、マイナンバーカードがなくても利用できるというのもうれしい点でした。
続いて、Wiseの魅力について、紹介しますね。
Wiseの魅力
Wiseの魅力は、なんと言ってもその手数料の安さと信頼性です。まず、Wiseは、その他送金サービスと比較し、最安の手数料を実現しています。
送金時の手数料は、為替レートに掛けられる「為替手数料」と、一回ごとの送金で引かれる「送金時手数料」を足したものが最終的な手数料です。
Wiseは、「本当の為替」を利用しており、為替手数料が0円です。その分、送金時手数料は高くなりますが、結果として最も安くなります。
2021年現在における、他の送金サービスと比較してみます。50万円をペソに両替したとしましょう。
為替手数料 | 送金時手数料 | 受取金額(ペソ) | |
ワイズ | 0円 | 3,921円 | 231,629ペソ |
ウエスタンユニオン | 独自の換算レート | 0円 | 230,589ペソ |
SBIレミット | 独自の換算レート | 1,500円 | 229,505ペソ |
メトロバンク | 独自の換算レート | 1,500円 | 227,862ペソ |
このように、受取金額では、ワイズが最も高くなります。送金時手数料が大きいため、一見高く見えますが、受取金額を比較すれば、その差は一目瞭然です。
この手数料の安さが、ワイズの一番の魅力です。
また、ワイズは、セキュリティに厳しいヨーロッパに本社を置く企業ですので、信頼性も高く、各種サポートも充実しています。そのため、フィリピンの株や不動産のために送金をしたい方には、ワイズの利用をおすすめします。一度利用すれば、2回目からはとても簡単に手続きできますので、繰り返し送金をしたい人にもぴったりです。
Wiseのメリットとデメリット
Wiseのメリットとデメリットを、少しだけ紹介します。
Wiseのメリット
・何よりも値段が安い!
・送金が早い!2回目であれば、当日か翌日に入金してくれる!
・1日の送金金額制限がない。1回100万円までだが、何度でも送金できる!
・海外移住者はマイナンバーカードがなくても利用化。オンライン手続きのみで完結!
Wiseのデメリット
・送金先が銀行のため、フィリピンに銀行口座かそれに見合うものがないと送金できない
・1回目の送金だけ少し時間がかかる(3日程度)
基本的には、気になるデメリットはありません。とても快適に利用できていますね。
※このコードを使うと、あなたも私も、手数料の一部が無料になります。よければ使ってくださいね。
マニラであればWiseよりもお得な両替所もあり
Wiseは手数料の面でお得と説明しましたが、Wiseよりもお得な両替方法もあります。それが両替所です。両替所は手数料を多くとられるんじゃないの?と思う方も多いと思います。私もそう思っていました。
Wiseは、正規のレートで両替ができますが、その分都度の手数料が引かれます。この都度手数料をレートに換算すると、日本円→フィリピンペソのレートが「-0.05」程度になります。例えば、レートが0.40だったとすると、実際には0.395程度のレートで両替が行われたことになります。
そのため、これよりもよいレートの両替所があれば、Wiseよりもお得ということになります。両替所は、0.1以上レートが悪くなるのが一般的ですが、マニラの一部など、競合が多い場所では、Wiseよりもよいレートで両替をしてくれる場所もあるようです。
しかしながら、私が住むダバオなど、両替所が少ない地域では、Wiseよりもよいレートの両替所はなかなか見つかりません。そのため、私はWise一択で両替を行っています。
終わりに
これからフィリピンの株を始めたい方や、不動産を購入したい方は、100万円を超えるお金をペソに換えることになると思います。
これが1,000万円になれば、送金サービスによる手数料の違いは、大きく影響してきます。ぜひうまく送金を行い、できる限り効率よく投資ができるようにしてくださいね。